【旅⑤】カナダ~アメリカ 4日目 バンフに別れを告げてラスベガスへ

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カナダ・アメリカ周遊の旅も4日目。いよいよカナディアンロッキーの拠点、バンフ での最終日を迎えました。この日の夜には、カルガリー からアメリカ・ネバダ州の大都市 ラスベガス へ向かう予定です。

当初は午前10時にホテル出発のスケジュールでしたが、現地手配会社の エクスプローラーカナダホリデーズ のご厚意で、出発を午後2時に変更していただくことができました。おかげで、午前中はホテルに荷物を預け、バンフの中心街をゆっくり散策しながら買い物やランチを楽しめる――そんな理想的な最終日になるはずでした。

ところが、その穏やかな時間は突然打ち砕かれます。なんとこのタイミングで、アメリカ入国に必要な電子渡航認証システム ESTA を申請していないことが発覚したのです。

一気に血の気が引き、観光どころではなくなりました。すぐさまスマートフォンでYouTubeを開き、「ESTA申請方法」を検索。動画を見ながら必死に入力作業を進めます。公式サイトは日本語対応もありますが、初めての手続きはやはり緊張感が伴います。パスポート情報や滞在先、過去の渡航歴などを一つひとつ確認しながら入力し、ようやく申請は完了。あとは承認を待つのみとなりました。

しかし、ここで頭をよぎったのが「出発の72時間前までに申請を完了しておくこと」という一般的な注意喚起です。もし承認が下りなければ、カルガリーからのフライトに搭乗できない可能性がある。仮に出発できても、アメリカ入国を拒否されるかもしれない。そして最悪の場合、その後に控えているグランドサークルツアーにも参加できなくなる――。次々と不安が押し寄せ、落ち着くことができません。

一方で、「早ければ1時間程度で承認される」という情報もあり、わずかな希望を抱きながら、スマートフォンを握りしめてメールを待ち続けました。そして約2時間後、ついに「渡航認証許可」の通知が到着。緊張の糸が一気にほどけ、心から安堵しました。

今回のケースでは、カナダ経由でアメリカに入る旅程であったためなのか、ESTAに関する明確な警告が表示されることはありませんでした。近年はビザ不要の国が増えていることもあり、「不要だろう」と思い込んでしまうケースも少なくないかもしれません。しかし、アメリカ入国においてESTAは必須の手続きです。個人で航空券を手配する場合は、渡航先ごとの入国要件を必ず事前に確認しておくことの重要性を、身をもって痛感しました。

その後、気持ちを立て直し、エクスプローラーカナダホリデーズ さんの車でカルガリー空港へ向かいます。

カルガリー空港では、今回の旅で大いに活躍してくれた プライオリティ・パス を利用して、ラウンジでひと息。ビールやワイン、軽食から温かい料理まで揃っており、ゆったりとした空間で出発前の時間を快適に過ごすことができました。エコノミークラス利用でもラウンジを使えるこのサービスは、長距離の海外旅行において特に大きな価値があると感じます。私は「静銀セゾンプラチナカード」を使って、今回プライオリティパスを確保しましたが、海外にエコノミークラスで行く際には、是非これを持ってしていくことをお勧めしますよ。

そして夕刻、カルガリーを発ち、夜にはラスベガスへ到着。空港からは配車アプリの Uber を利用し、宿泊先の トレジャー・アイランド・ホテル へと向かいました。ネオン輝く街並みが広がるラスベガスは、雄大な自然に囲まれたバンフとはまったく異なる表情を見せ、これから始まる新たな旅への期待が高まります。

振り返れば、今回のESTA申請忘れは冷や汗ものの出来事でした。しかし無事に乗り越えた今となっては、旅の記憶をより鮮明にする“事件”のひとつとも言えます。とはいえ、精神的な負担が大きかったのも事実。バンフ最終日を心から満喫できなかった悔しさは残りました。

海外旅行には予期せぬトラブルがつきものですが、それもまた旅の醍醐味。ただし、事前準備で防げるミスは避けたいものです。これから海外へ出かける方は、ぜひ入国条件の確認を忘れずに。

次回はいよいよラスベガス滞在編。華やかな街での一日が始まります。

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